投資信託

【NISAにおすすめ】今注目の「半導体の投資信託」を徹底解説!

半導体
  • 最近よく聞く半導体の株はこれからどうなの?
  • おすすめの半導体投信を教えて!
  • 半導体株のリスクも知りたい。

半導体株はいいとは聞くけど、「何を買ったらいいかわからない?」「個別株がいいの?投資信託がいいの?」などと悩んで一歩踏み出せないケースは多いと思います。

結論から言うと、初心者の方は投資信託がおすすめです。

そこでこの記事では、初心者でもわかるように半導体株式の基本的なことからおすすめの投資信託などをまとめて解説していきます。

この記事を読めば、半導体の投資信託について十分な知識が身に付き、NISAを活用する際の商品として検討できるようになると思いますので、最後まで読んでみてくださいね。

執筆者
  • 証券会社勤務15年
  • 累計担当顧客数2700名
  • AFP(アフィリエイテッドファイナンシャルプランナー)資格保有

そもそも半導体って何?

最近「半導体」という言葉はよく耳にするようになりましたね。まずは半導体とは何のかを簡単に解説します。

半導体とは?

半導体の定義としては、電気をよく通す金属などの「導体」と電気をほとんど通さないゴムなどの「絶縁体」との、中間の性質をもつシリコンなどの物質や材料のことです。

ただし、一般によく使われているのは、半導体を材料に用いた電子部品やその電子部品を1つのシリコン基板上に集積したIC(集積回路)チップを慣用的に「半導体」と呼んでいます。

「半導体」の種類

「半導体」と一言で言っても、以下のようにいろいろ種類があります。

  • ディスクリート:個別半導体(ダイオード、サイリスタ、トランジスタなど)
  • IC(集積回路):個別半導体を1枚の基板にのせたチップ
    • ロジックIC:デジタル信号を処理し、論理演算を行うIC。(例)スマートフォンやパソコンのCPU
    • アナログIC:音や光、温度、圧力、振動など数値化できない物理的な変化をアナログ信号として捉え処理するIC
    • マイクロプロセッサ:コンピュータの演算や記憶、制御、入出力などの機能を1つの基板に集積したもの
    • メモリ:情報の記憶や保存、読み取り、書き込みをするための集積回路。(例)USBメモリ、SDカード
  • センサー:音や光、温度、湿度、圧力など人が五感で感じる現象を外的信号として感知し、電気信号へと変換する半導体
  • オプトエレクトロニクス:光信号の検出と、光信号を電気信号に変換・増幅・変調またはその逆を行う機能を有する半導体。(例)LED

覚える必要はもちろんないですが、半導体でも種類がいろいろあるんだなぁということを理解しておきましょう。

半導体はデジタル社会の重要な基盤

半導体は私たちの生活になくてはならない存在となっています。

なぜなら、半導体は私たちに身近な家電製品から社会全体を動かすインフラまで幅広い用途で使われているからです。

デジタル化が加速している今、その重要性はますます高まっています。

半導体の株式が注目される理由

「Chat GPT」に代表される生成AI(人工知能)サービスの開発競争が加速している中で、より半導体が注目されています。

なぜなら、AIには高度な演算処理をする半導体が必要不可欠だからです。

例えば、アメリカIT大手のマイクロソフトは、AI開発に必要なデーターセンターの構築に日本円で12兆5000億円余りの巨額投資を行うことを発表しています。そのほか、AIへの投資をめぐって、アルファベット(グーグル)やアマゾンもデーターセンターの建設をすすめるなど開発が加速しています。

今後もAI機能を搭載した新商品の開発が進展していく中で、半導体は中心的なテーマとなっていくでしょう。

生成AIとは

大規模なデータから学習して、新しいコンテンツやアイディアを生み出す人工知能(AI)のこと。テキストや画像、音声、動画などのさまざまな形式のコンテンツを生成することができる。

半導体株式の見通し

半導体関連株は短期的に下落する場面があったとしても中長期的には上昇が期待できると考えています。

これまでの需要の中心だパソコンやスマートフォンに代わり、今後はAIが新たな需要の牽引役となり成長が加速していくことが予想されます。

                                                          出所:SEMIジャパン

上のグラフのように、半導体市場規模は2023年から2030年までの年平均成長率は約10%で、2030年には1兆米ドルに達すると予想されています。

半導体の投資信託のメリット

半導体の株式は個別銘柄でも投資できますが、投資信託で運用するメリットは何でしょうか?

分散投資によりリスクが抑えられる

投資信託は複数の銘柄を組み入れて運用するため、分散投資の効果によりリスクが抑えられます。

半導体の株式は比較的値動きが大きいため、個別銘柄に投資すると銘柄やタイミングによって大きい損失が発生する可能性があります。

例えば、代表的な半導体の銘柄のエヌビディア(米国)の株価は、2024年は約180%程上昇していますが、2022年は50%超も下落しています。

タイミングによってうまくいく場合もあるかもしれませんが、資産運用はリスクを抑えて運用することが重要ですので、投資信託がおすすめです。

プロが銘柄を選別

特に半導体など専門的な知識が必要な分野は、プロが銘柄を選別する方が上手く運用できる可能性が高いと考えます。

半導体の種類によって需要の拡大・縮小のタイミングが異なり、銘柄の選別や売買のタイミングなどを判断することは極めて難しいです。

例えば、ロジック半導体の成長率が高い年もあれば、翌年はアナログ半導体が成長率が高くなったりと、年によって成長する製品が変わることもあります。

プロが銘柄を選別することによって、製品ごとの需給トレンドを捉えながら運用が期待できますので、特に初心者には投資信託がおすすめです。

NISAで半導体の投信はおすすめ?

半導体の投資信託はNISAにもおすすめです。

NISAは2024年から期限も無期限になって長期的な資産形成が可能になったため、長期的な上昇が期待できるものが適しています。

半導体は長期的に市場の拡大が予想される産業のため、半導体の投信はNISAに向いていると言えます。

主な半導体の投資信託

半導体の投資信託の中でも、アクティブファンドとインデックスファンド、海外の企業に投資するものと日本の企業に投資するものなどに分けられます。

インデックスファンドは半導体の投資信託でいえばSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)などに連動するように設計された投資信託です。一方、アクティブファンドは、一般的にはファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが企業を調査・分析しながら組入銘柄を決定し、指数を上回るリターンの獲得を目指して運用する投資信託です。

下の表では、野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)からジャパン半導体株式ファンドまでがアクティブファンドで、<購入・換金手数料なし>ニッセイSOX指数インデックスファンド(米国半導体株)以下はインデックスファンドです。

銘柄 運用会社純資産総額(億円)(2024/1/31)累積リターン(%)
1年(2024/12)
運用管理費用
(%)
設定日決算頻度
野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)野村アセット4226.6674.071.652009/8/271
半導体関連 世界株式戦略ファンド三井住友トラスト・アセット2541.5430.261.7282023/7/311
半導体関連 日本株式戦略ファンド三井住友トラスト・アセット 278.92-1.5622024/1/291
世界半導体関連フォーカスファンドSBI岡三アセット1505.2117.651.96122023/9/202
アジア半導体関連フォーカスファンドSBI岡三アセット266.66-1.95572024/7/172
ジャパン半導体株式ファンド日興アセット86.799.101.6842023/12/221
<購入・換金手数料なし>ニッセイSOX指数インデックスファンド(米国半導体株)ニッセイアセット374.5536.120.18262023/3/311
ニッセイ・インデックス・SOX(米国半導体株)ニッセイアセット5.36-0.46312024/10/161
ニッセイ・S日本半導体株式インデックスファンド<購入・換金手数料なし>ニッセイアセット3.30-0.29812024/9/41
インデックスファンドSOX指数(米国上場半導体株式)日興アセット68.9735.910.57852023/9/291
eMAXIS 日経半導体株インデックス三菱UFJアセット46.37-0.442024/7/121
野村インデックスファンド・日経半導体株野村アセット6.49-0.332024/10/111

おすすめの半導体の投資信託

半導体関連投信の中でも直近1年間のリターンがトップクラスに高いのが特徴です。

エヌビディア、ブロードコム、TSMCなど半導体の優良銘柄を24銘柄に絞って、投資成果をあげています。

実際に、「LSEG リッパー・ファンド・アワード・ジャパン 2024」「R&I ファンド大賞 2024」の2タイトルで最優秀ファンド賞を受賞しています。

銘柄数が少ない分変動は大きくなる可能性がありますが、リスク取って大きくリターンを取りたい方はおすすめです。

半導体関連企業に幅広く投資しているため、長期的に安定した成長が期待できそうです。

半導体関連企業を以下の3つに分類して銘柄を選別しています。

  • リーダー企業(市場シェアや技術力、生産能力などを背景に強固な事業基盤)
  • ニッチトップ企業(大手企業などが参入しにくい「スキマ的な市場」で高い存在感)
  • 新世代企業(新技術・製品、既成概念を覆すビジネスモデルなどを強みに高い成長が見込める)

半導体製品ごとの需給トレンドを考慮した銘柄選定により、半導体セクター特有の値動きの大きさを抑制する運用をします。

半導体関連投信の中でも比較的分散して運用しているため、リスクを抑えながら上昇を狙いたい方にはおすすめです。

インデックスファンドのため、運用管理費用が0.1826%と低く抑えられてます。

SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)に連動する投資成果を目指し、原則、同指数構成銘柄に投資します。

SOX指数は米国上場の主要な半導体関連30銘柄で構成されている株価指数です。

コストを抑えて運用したい方にはおすすめの半導体の投信です。

おすすめの半導体の投信を3銘柄を紹介しましたが、最後に大幅に下落時の3銘柄の動きについて説明します。2024年8月にアメリカの急速な景気減速懸念が浮上し世界的に株式相場が大幅に下落しました。

銘柄2024年株式相場下落時(2024/7/11~2024/8/8)の株価下落率
野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)30.82%
半導体関連 世界株式戦略ファンド29.79%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイSOX指数インデックスファンド(米国半導体株)
32.10%

SOX指数に連動する「ニッセイSOX指数インデックスファンド」が下落率が大きく、半導体関連世界株式戦略ファンドが下落率が低いという結果になっています。

半導体の投資信託を買う前に知っておきたい注意点

半導体の投信は成長期待が大きい投信ですが、注意したいこともありますので確認しておきましょう。

値動きが大きいことを理解する

半導体の株式は値動きが大きいため、半導体関連に特化し運用している投資信託も価格の動きが大きくなる可能性があります。

半導体業過には、「シリコンサイクル」と呼ばれる市況の周期性があり、好況と不況の波が激しいため、それに伴って株価の動きが大きくなる傾向があります。

半導体の投信も値動きが大きくなる可能性があること理解した上で投資しましょう。

為替リスクがあることを理解する

主要な半導体の投資信託は米国など海外の半導体関連企業にも投資するため、為替の影響を受けます。

組入銘柄が上昇しても、為替が円高に振れてしまうと上昇が抑制される可能性もあります。

為替よりも組入銘柄の株価上昇期待の方が重要と考えますが、為替リスクもあることも認識しておきましょう。

資産全体に占める割合が高くなり過ぎないようにする

半導体の投信は価格の振れ幅が大きいため、資産運用に充てる資金の中で割合が高くならないようにすることです。

割合を高くしてしまうと下落したときの損失が大きくなる可能性があるためです。

他の投資信託などにも投資し、リスクを分散して運用することを心がけましょう。

半導体の投信の売却タイミングは?

できれば一番高いところで売却したいと思いますよね。しかし、そこが高値かどうかは誰もわかりませんので、以下の考え方をもって望むと良いでしょう。

長期保有が前提

半導体の投信は長期保有前提で運用を考えることが大事です。

短期的に下落して不安になることもあるかもしれません。しかし、半導体は中長期的な成長産業のため、短期的な動きに一喜一憂せず、長いスパンで見守っていく姿勢が重要です。

目標を決める

事前に目標を決めておくという方法もあります。

目標を決めておけば、その目標に達した時点で売却する決断がしやすくなります。

実際、価格が上昇していくとまだ上昇するのではないかという心理が働いてなかなか売却できない方は多いです。

上昇したときの目標だけでなく、下がった時に損失を限定するための売却水準も決めておくといいですね。

タイミングを分けて売却する

タイミングを分けて売却するのもおすすめです。

1回ですべてを売却するのではなく、2回や4回などにタイミングを分けて売却することにより、売却した後上昇しても残ってる分は恩恵を受けられますし、下落してもダメージが軽減されます。

私も売却を迷われている方には、一旦半分売却して様子を見てましょうなどのアドバイスをすることはよくありました。そのあとに上がっても下がっても、後悔する方は少なかったように思います。

おすすめの証券会社

結論からいうと、投資信託の買付手数料が無料になる場合が多い大手ネット証券がおすすめです。

大手対面証券の場合、運用相談を受けられるメリットはありますが、主なアクティブファンドは3%程買付手数料がかかります。

買付手数料を抑えたい方は大手ネット証券がおすすめです。

まとめ

  • 半導体はデジタル社会の重要な基盤、今後も市場の拡大に伴い長期的に上昇が期待できる
  • 生成AIの普及により、必要性がより高まっている
  • 半導体の投資信託(アクティブファンド)のメリットは、分散投資によりリスクを抑えながらプロが銘柄の選別をしてくれる
  • 中長期の資産形成が目的のNISAにもおすすめ
  • 半導体の株式は値動きが大きいのでリスクも理解した上で投資しよう

留意事項

  • 投資信託はリスクを含む商品であり、運用実績は市場環境等により変動し、運用成果はすべて投資者の皆様のものとなります。投資元本と利回りが保証された商品ではありません。
  • 買付する場合は商品性、リスク、コストなどを十分に理解し、最終的にはご自身で判断ください
  • 当サイトは信頼できると考えられる情報に基づいて作成してますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。記載内容は資料作成時点のものであり、予告なしに変更されることがあります。
このフォームに入力するには、ブラウザーで JavaScript を有効にしてください。
この記事は参考になりましたか?

-投資信託