投資信託

【注目のテーマ】「ブロックチェーン関連投資信託」今おすすめの理由

  • ブロックチェーンってそもそも何?
  • ブロックチェーン関連ってこれからどうなるの?
  • ブロックチェーン関連投信ってどんなものがあるの?

「ブロックチェーンが最近注目されているけど実際に投資しようかどうか」最初の一歩が踏み出せず迷われている方は多いかもしれません。

それでこの記事では、ブロックチェーンの基本的なことから、具体的にブロックチェーン関連の投資信託などについても解説しています。

この記事を読んでいただければ、ブロックチェーン関連に投資するかどうかの判断ができ、次の投資に踏み出せるようになると考えていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

執筆者
  • 証券会社勤務15年超
  • 累計担当顧客数2700名、資産運用のアドバイスをしてきました!
  • AFP(アフィリエイテッドファイナンシャルプランナー)資格保有

ブロックチェーンとは、情報(データ)を安全につなげて管理する技術のことです。

暗号化されたデータのかたまり(ブロック)を生成し、それぞれのブロックをチェーンのようにつないで管理します。

ブロックチェーンのメリットは主に3つあります。

データが改ざんされにくい

ブロックチェーン上のデータは、参加者がみんな共有していることから、一部のデータの改ざんをしようとしても、他の参加者が保有しているデータと照らし合わせて改ざんを防ぎます。

こにより機密情報もネットワーク上で共有できるようになります。

システムが停止しにくい

通常はホストコンピュータ(ネットワーク上の中心的な役割を担うコンピュータ)が停止すると、システムが停止する可能性があります。

ブロックチェーンはデータを共有し管理するため、システムが停止しにくいというのが大きな特徴です。

情報の安全性が強化される

データ自体が高度に暗号化されているため、事実上ハッキングが困難な構造となっています。

通常はセキュリティ次第でデータが流出するおそれがありますが、ブロックチェーンを活用することで情報セキュリティが一段と強固になります。

ブロックチェーンが注目される理由は大きく分けると2つあります。

トランプ政権の誕生

トランプ政権がブロックチェーンを活用するビットコインなどの暗号資産の成長を促す政策をとることが期待されています。

具体的には米国政府がビットコインを戦略的ビットコイン準備金として取得するという「ビットコイン法」を成立させる可能性や、暗号資産に友好的な規制の導入も検討されています。

これらにより、ビットコインに対する投資家の関心が高まり、ビットコインの成長が加速し、価値が押し上げられることが注目されている理由の1つです。

米国における現物型ビットコインETFの上場

現物型ビットコインETFの上場により、プロの投資家が暗号資産への投資を行うきっかけとなり、中長期的なビットコインの投資家の拡大と資金流入が見込まれています。

実際に株や債券などの伝統資産と相関が低いことから、機関投資家が分散投資先として活用される可能性があります。

したがって、今後も暗号資産への需要増加が見込まれ、市場の成長が期待されています。

ここでは例として5つの銘柄を紹介していきます。

コインベースグローバル(米国)

米国の暗号資産の取引プラットフォームを運営しており、ナスダックに上場している会社です。

ビットコインやイーサリアムなどの取引を仲介しており、月間取引ユーザー数は800万超となっています。

取引手数料のサブスクも伸びており、今後も成長が期待されています。

マイクロストラテジー(米国)

法人向けの事業を支援するソフトウェアを提供している会社ですが、ブロックチェーン技術を用いた暗号資産に積極的に投資を行っています。

これまでに自社の自己資金約100億ドルをビットコインに投資しており、機関投資家からは暗号資産投資の代替投資先として評価されています。

SBIホールディングス(日本)

ネット証券中心に金融サービス事業、投資事業、アセットマネジメント(資産の管理・運用を行う業務)事業を展開しています。

暗号資産交換業に2018年に参入し、ブロックチェーン技術活用に注力しています。

ペイパルホールディングス(米国)

ペイパルは、グローバルにデジタル・オンライン決済サービスを展開しています。

米ドルを裏付けとするステーブルコインであるペイパルUSDの導入により、低コストで迅速な送金、決済を実現。ステーブルコインとは、価格の安定性を実現するように設計された暗号資産(仮想通貨)のことです。

プラットフォーマーとしてのポジション強化につながることが期待されています

サムスン電子(韓国)

韓国拠点の電子機器メーカー。民生エレクトロニクス、IT/移動体通信、デバイス・ソリューションなどの事業を展開しています。

主要な暗号資産マイニング企業にASIC(特定用途向け半導体)チップを供給しており、半導体事業が同社の収益性向上に寄与しています。

今後マイニング・ハードウェアのマーケットリーダーになる可能性も期待されています。

ブロックチェーン関連の銘柄は比較的値動きが大きいため、分散投資して運用する投資信託もおすすめです。ここでは2つの投資信託を紹介します。

インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド【愛称:世カエル】

2019年7月11日に設定されて基準価額10,000円でスタートし、一時は39,325円(2024年12月17日)まで上昇する場面がありました。

ブロックチェーン技術の進化、暗号資産を取り巻く環境の変化などが起こり、悪材もこなしながら大幅に上昇してきました。

暗号資産関連企業への一定の配分を維持しながらも、特定の分野に偏らず、ブロックチェーン技術を活用する幅広い業種に分散投資しています。

暗号資産関連企業の割合が高いため、トレンドにうまくのれば大きく上昇が期待できる投資信託といえます。

インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド

次世代金融テクノロジーファンド【愛称:ブロックチェーン・金融革命)

ブロックチェーン技術等を活用している金融関連の銘柄を中心に運用しており、一時は25,460円(2025年2月19日)まで上昇しています。

金融関連の比率が高いため、インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンドと比べると、変動率が低くなっています。

実際に直近1年間をみると、インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンドが11.98%下落している中で、次世代金融テクノロジーファンドは13.94%上昇しています。

大型株の比率も高いため、比較的安定した上昇が期待できる投資信託になっています。

次世代金融テクノロジーファンド

ブロックチェーン関連投資信託は大きく上昇する可能性がある投資信託ですが、注意したいこともあるので確認しておきましょう。

特定の業種に投資するため価格の変動が大きくなる可能性がある

組入銘柄が同じような業種にかたよっているため、組入銘柄が同じ方向に動きやすい傾向があります。その結果、投資信託の基準価額も大きく変動する可能性があるので注意しましょう。

テーマへの期待が薄れると下落する可能性がある

テーマ型のファンドのため、トレンドの変化により人気がなくなると下落する可能性があります。

トレンドが続いている間は大きな上昇が期待できる反面、新たな技術革新などにより必要性が減退した場合は、動きが鈍くなる可能性があることは理解しておきましょう。

暗号資産の価格と連動しやすい。

ビットコインなどの暗号資産関連の銘柄も組み入れられているため、価格の動きが大きくなる可能性があります。

ビットコインは変動率が高いため、タイミングによっては大きく下落する可能性があるので、注意しましょう。

結論からいうと、大手ネット証券がおすすめです。

大手対面証券(野村証券、大和証券、SMBC日興証券など)の場合、買付手数料がかかることがあります。それに対して、大手ネット証券は買付手数料がかからない場合が多いです。

したがって、大手ネット証券でNISAを開設して、NISAを活用して買付することをおすすめします。

大手ネット証券については以下の記事で開設しているので、参考にしてみてください。

  • ブロックチェーンは情報管理の技術として、あらゆる分野において活用されていく可能性がある
  • トランプ政権の誕生などにより投資先として注目されている
  • 銘柄を分散して運用するブロックチェーン関連投資信託がおすすめ
  • 価格変動は比較的大きいことは理解しておきましょう
  • 大手ネット証券でNISAを活用して買い付けしよう。
  • 投資信託はリスクを含む商品であり、運用実績は市場環境等により変動し、運用成果はすべて投資者の皆様のものとなります。投資元本と利回りが保証された商品ではありません。
  • 買付する場合は商品性、リスク、コストなどを十分に理解し、最終的にはご自身で判断ください。
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